診療について (外来・分娩)
当院は、妊娠検査や妊婦健診から分娩・入院までを取り扱う産科、一般外来はもちろん、子宮がん検診、更年期外来、不妊外来、そして避妊相談などまで、幅広い診療をご提供する婦人科を標榜する産婦人科診療所です。
外来について
- 診療は予約制ではありません。
月経が遅れたり、基礎体温で高温相が続いたり、妊娠反応が陽性に出て妊娠判明したなど、ご自身のご体調やご都合に合わせて、まずはご来院ください。
※妊娠健診に限らず、月経不順、異常出血、腰痛、腹痛、子宮がん検診、かゆみやおりものの異常、できもの、更年期障害、避妊相談(ピル)、STD(性行為感染症)など、不安に思われることがあればお気軽にご来院ください。
- 当院は担当医制をとっています。担当医は変更可能ですのでお申し出ください。
- 分娩予定日が確定しましたら「妊娠連絡票」をお渡ししますので、最寄りの市役所(加古川市は育児保健課)、または市民センターに本票を持参し「母子健康手帳」の交付をお受けください。また、「妊婦健康診査費助成券」(※)の交付も同時にお受けください。
※市民センターでの交付は後日郵送になります。
- 妊婦健康診査助成券がご利用になれます(お住まいの市町村役場でご確認ください)。
当院は産科医療補償制度の加入医療機関です。
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里帰り出産を受け付けています。
当院で里帰り出産を希望される場合は、母子健康手帳の交付を受けられた後、まず一度診療時間内にお電話ください。「家族がすすめるから里帰り出産する」などと安易にお決めになるのではなく、里帰り出産でのメリットやデメリット、ご自分に本当にあっているかどうか考え、周囲の方々と十分話し合ってお決めください。
- 当院はモットーである患者さまの「安全で安心なお産」を実践するため、分娩予約数は制限させていただいております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
- 妊婦健診では…
- 尿検査があります。朝から甘いものを召し上がると尿に糖が出ることがありますので、十分に水分をお摂りになってからご来院ください。
- 妊婦さんの中にはつわりで匂いに敏感になっている方もいらっしゃいます。他の患者さんのため、香水やコロンなどは使用をお控えください。
- 内診があるからといってムダ毛を処理する必要はありません。また、受診前に神経質にシャワーなどで洗い流す必要もありません。
- 妊娠中の方の乳房ケアも受け付けています。扁平乳頭や陥没乳頭の方、授乳に不安がある方もご相談ください(無料)。
分娩について
- 当院は自然分娩を基本としています。
医師、助産師、看護師は、安全な分娩のために最大限のサポートをいたしますが、分娩の進行状況によっては、陣痛促進剤の使用や吸引分娩、帝王切開などを行うことがあります。また、より高度な医療が必要と判断した場合は、近隣の高次医療施設へ紹介させていただく場合があります。
主な紹介先 〉・加古川中央市民病院 ・明石医療センター ・姫路赤十字病院
- ご家族の立ち会い分娩が可能です。
妊婦さんの付き添いは、正常分娩において原則ご主人のみです。お子さんの立ち会いはできません。
- 夜間の分娩は当直医師が対応するため、外来の担当医とは異なることがあることをご承知おきください。
また、非常勤医師が担当する場合もありますのでご理解願います。
- 休日や夜間などの診察時間外の分娩の場合は、時間外料金が加算されます。
- 当院では経腟分娩が可能な方に限り、無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)のご希望にもお応えしています。無痛分娩は、陣痛を全くなくすことではなく、痛みを感じるが自身でコントロールできる程度まで鎮痛させます(ただし、麻酔の効き方には個人差があるため、痛みの感じ方はそれぞれです)。
当院の無痛分娩は計画分娩を原則をとしているため、日中のスタッフが多い時間帯に行います。
詳しくは診察時に医師におたずねください。
分娩室は通常仕様とLDR仕様があります。LDR室は主に無痛分娩の場合に使用します。
*LDRとは、陣痛(Labor)から分娩(Delivery)、産後の回復(Recovery)までを過ごす部屋のことをいい、部屋は入院室のような設えに近いため、医療機器に囲まれたという圧迫感などがありません。